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2022/06/01 MC(マシンコントロール)とMG(マシンガイダンス)
ICT建機とは工事全体の効率化や生産性向上、
人員削減、作業時間短縮等を
目的に導入された機械です。
その様なICT化の流れの中で、
建機メーカーもMC(マシンコントロール)や
MG(マシンガイダンスシステム)等の
ICT建機を開発しています。
MCは自動制御タイプの建機で、
土砂を平らにする敷均し作業の効率化が可能です。
自動で追尾を行う壱検測装置を用いて
施工箇所の2D・3D設計データをリアルタイムで入手し、
現況地盤データとの差分算出を行った結果に沿って
重機が自動的にコントロールされます。
設計ラインから外れた操作は行えず、
行おうとしても重機の動きが止まってしまいます。
自動作業の為、オペレータの技量に頼らず、
精度の高い施工が短時間で可能となります。
MGは操作補助タイプの建機で、
掘削作業の効率化が可能です。
基本的なシステムはMCと一緒ですが、
MGでは算出結果が操縦席のモニターに
映し出されます。
オペレーターはモニターに映った内容に基づき、
自力で建機を操作します。
また、MGの操作補助の役割として、
施工に関する音声通知も行います。
設計ラインと現状に差異が出た時や
合致度等を音声で知らせてくれます。
従来経験に基づいて行っていた操作の感覚を
短期間で身に付けられるメリットもあります。
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